照明設計

空間を引き立てる、心地よい明るさ

照明設計は、ICE都市環境照明研究所の所長・武石正宣氏が担当。日本の心のよりどころである富士の雄大な姿と河口湖を楽しめる環境と、星のやの落ち着いた、自然と共生しながらゲストにお過ごしいただく姿勢を重んじた、照明設計をしたいと武石氏は考えました。

パブリックエリアでは、星のやのホスピタリティを光でも感じていただける様にと考えました。ゲストを最初にお迎えするレセプションから、キャビン、ダイニング、丘陵の最上部にあたるクラウドテラスへと向かうほど、光がだんだん優しくなるように変化させています。

ゲストのプライベートな空間となるキャビンでは、これまでにない壁いっぱいの長い間接照明を用いました。これにより、天井や床に明かりを柔らかく広げることで、ダウンライトのような上からの光を必要最低限に押さえています。長く滞在していただけるほど、照明の柔らかさが生み出す心地よさをお分かりいただけるでしょう。またランドスケープでは、夜には満点の星を楽しめるよう、なるべく足下を丁寧に小さな光で照らすようにし、散策できる環境をつくりだしています。