「星のや」の中でもこれだけ海に近い立地は初めてです。しかも沖縄本島の読谷(よみたん)村には珊瑚礁が広がり、青のグラデーションの美しい海に沿う形で配置されているのが「星のや沖縄」の客室です。
ここでは、リゾートの「暮らし」を考えました。その結果、「土間ダイニング」と名付けた大きなテーブルのある空間をデザインしました。ここは、数日間の滞在中、家族や友人との暮らしの中心になる場所です。大テーブルで食事をしたり、お酒を飲んだり、おしゃべりをしたり、ちょっと仕事をしてみたり、宿題をしたりと、リゾートでの暮らしを楽しんでいただきたいと考えています。
ベッドルームでは、琉球紅型の作家にお願いした壁紙が沖縄の文化を語ってくれます。じっと見つめていると、いろいろな沖縄の植物に混ざって沖縄の暮らしの様子が見えてくると思います。部屋だけではなく、パブリックエリアにも、リゾートでの暮らしを彩るいろいろな仕掛けが用意してあります。ぜひ、青い海が目の前に広がる新しい「星のや」を楽しんでいただけると嬉しいです。